イベント・行事

2020年10月31日

秋天のもと曳山囃子のミニ発表会を開催しました

秋天のもと曳山囃子のミニ発表会を開催しました

同郷人懇親会(通称:東京からつくんち)や千代ケ丘祭は中止になりましたが,「曳山のお囃子を新入生や未来の寮生へしっかりと伝承しなければ」との寮生全員の思いで,久敬社では先輩たちの指導のもとに曳山囃子の稽古を行ってきました。

先日は,地域の有楽自治会の方々にお声掛けをして,稽古初日のお披露目会をやりました。
今日10月31日は,稽古の成果を披露するための「ミニ発表会の日」でした。
助っ人としてOBも駆けつけてきてくれました。あえて応報活動はしていませんでしたが,勇ましい笛・太鼓・鉦のお囃子を聞きつけて,ご近所の親子が20名ほど集まってきました。

4年生にとっては,今日が久敬社で演奏する最後のおくんち囃子です。見聞きしたことはあっても,曳山を町内に持たず囃子の経験が全くない寮生には,音を出すだけでもたいへんなことでした。寮生にとっては,お囃子や唐津小唄の舞踊ができるようになるのは,久敬社の卒業証書のようなものです。これができて初めて一人前の卒寮生になるのです。

発表会終了後は寂しそうな顔も見せていた4年生。しかし,やりきった自信と誇りからか,きらきらと輝いて見えました。

締めには,ミニ発表会の実行委員長である小楠君から熱い挨拶がありました。

挨拶の最後には,「来年は今年以上にOBの皆さんのご協力をお願いします!」と,最大限にボリュームを上げた懇願の弁がありました。するとすかさずOBから,「遅くとも4ヶ月前には連絡をもらわないとね。社会人には予定もあるから!!」との声が飛んで,会場は大きな笑いに包まれました。

コロナ禍防止の観点から,小さな発表会となりましたが,この日のお天気のように晴れ晴れと心に残る素晴らしいイベントとなりました。

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