イベント・行事
2026年07月17日
千代ヶ丘小学校で「有楽こども曳山祭り」の特別授業を行いました

2026年7月13日(月)、塾生5名が川崎市立千代ヶ丘小学校で4年生を対象とした特別授業に参加しました。
小学校4年生の社会科では、「地域の伝統や文化について、人々の暮らしとの関わりを考えながら調べ、まとめること」が学習の目標の一つになっています(文部科学省『小学校学習指導要領』より)。
今回の授業は、この一環として有楽自治会の会長を通じて設けていただいたもので、会長と久敬社塾の塾生が講師を務めました。

久敬社が千代ケ丘に移ってきた当時、この周辺には住宅や施設がほとんどなく、現在のような町並みはまだできていませんでした。そのため千代ケ丘には、昔から地域全体で受け継がれてきた祭りがありません。
そこで今回の授業では、千代ケ丘で長く地域に根ざして続いてきた唯一の祭りである「有楽こども曳山祭り(千代ケ丘祭)」をテーマとして取り上げられました。
子どもたちは事前学習として、有楽自治会のYouTubeを通して、これまでの千代ケ丘祭や唐津くんちの様子を見たそうです。その上で当日はスライドを使いながら、唐津くんちの特徴、久敬社の塾生が祭りを始めた経緯、千代ケ丘の地域の方々とともに祭りを続けてきた歩みなどを紹介しました。
現在の赤獅子が塾生によって受け継がれてきたことや、以前は赤獅子以外の曳山もあったことも昔の写真を示しながら伝えました。
2025年から始めたお囃子の笛の練習会についても紹介しました。この練習会は、千代ケ丘の方々にも唐津のお囃子に親しんでもらい、地域の皆さんと一緒に祭りをつくっていくことを目的として行っているものです。授業の後半には、子どもたちにも実際に笛を手に取ってもらい、指の押さえ方を確かめながら音を出す体験をしてもらいました。

児童からは、「どのような思いで祭りを続けているのですか」という質問があり、関東にいても故郷である唐津の祭りを感じたいこと、唐津くんちをより多くの人に知ってもらいたいこと、そして、千代ケ丘の方々と一緒に祭りを行うことで、唐津と千代ケ丘のつながりを大切にしていきたいことを伝えました。
授業の最後には、唐津くんちの「競り囃子」を演奏しました。演奏に合わせて、子どもたちの大きな「エンヤ!」の掛け声が教室いっぱいに響きました。

唐津から遠く離れた地で、子どもたちと一緒に祭りの雰囲気を味わうことができ、私たち塾生にとっても心に残る時間となりました。
今回の授業をきっかけに、子どもたちが千代ケ丘の祭りに関心をもち、今後の祭りにも参加してくれることを願っています。また、これから久敬社に入る塾生にも、地域の方々と協力しながら、唐津と千代ケ丘のつながりを受け継いでいってほしいと思います。このような機会を設けてくださった千代ヶ丘小学校と有楽自治会の皆さまに、心よりお礼申し上げます。
(文責_大学院2年_木村紀喜)