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2021年03月31日

哲学者プラトンのお話と4月度の献立表です

哲学者プラトンのお話と4月度の献立表です

久敬社のOBが揃うと、「同じ釜の飯を食った仲だから」という声がよく聞かれます。そこには,<言葉に出さずとも分かり合える一生の友人ができた>、<垂直・水平方向ともに素敵な人間関係を築くことができた>,<苦手だったコミュニケーション力を磨くことができ自信がついた>といった意味が込められているようです。

古代ギリシャの哲学者プラトンは、自著国家のなかで、 「人間は、住まいや食事を共にすることで公共の場を常に意識するようになり、社会や国家の一員としての自覚を強く持つようになる」と考えました。 つまり、「同じ屋根の下で寝起きや食事を共にし、空間や時間を皆んなでシェアしていると、自然に社会性や公共性が育まれる」のだと。

新型コロナの感染制御策としてオンラインでの授業や仕事など個化が進み、これからのノーマルなスタイルとして一躍注目されています。ともすれば,個での生活に対して,大勢での活動や暮らしは感染症の温床になるものとして否定される傾向があります。しかし、果たしてそうでしょうか。短期的には止むなしですが、プラトンが述べたとおり決してそうとは限らないと思います。久敬社の寮生たちも、日常生活における留意点をしっかりと抑え、これを当たり前のこととして、楽しくしなやかに対処しています。人間的にも成熟度が増して来ているなあと、ついつい感服しています。

リモデルを終え、安心・安全・快適度を増した久敬社では、早くも男子6名・女子4名の計10名の新入塾生が揃って、4/4の入塾式を待つばかりとなりました。同じ釜の飯を食べ、喜怒哀楽を共にし,一生の友を得、社会性・公共性のパワーをたっぷりと身につけてほしいと思います。

4月の献立表はこちらです。

 

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