お知らせ

2021年05月30日

久敬社に残る「古文書の整理作業」を進めています

久敬社に残る「古文書の整理作業」を進めています

2019年秋にスタートした,塾舎に保存されている古い文献や書状等の整理作業。公益財団法人久敬社評議員のNさんや,その友人で学芸員の資格をとったばかりのSさん(唐津市出身)が久敬社に集い,2020年からは塾監夫人や塾生も加わって粛々と進行中です。

まだ具体化していませんが,現時点で大まかに次の作業手順を想定しています。

1)整理・分析・評価(すべての古文書の洗い出し,解読・内容検証)
2)目録作成(文献管理ソフトへ入力し,簡単に一覧や検索ができるようにする)
3)保存・修復(バックアップ,デジタルアーカイブ化)
4)展示・一般公開,研究・勉強会の拠点化の可能性検討

簡単に整理・分析と言いますが,膨大な数の史料をすべて洗い出すだけでも多くの時間と労力がかかります。しかし,「つい手が止まって見入ってしまう。手間はかかるけれど実に興味深く面白い作業」だとNさんは語ります。

Sさんも「150年の歴史の一端に触れられるだけで嬉しい。貴重な遺産を仕舞っておくだけでなく,広く公開・活用し,さらに後世まで永く伝えられるようにお手伝いできれば」と熱心に久敬社に通ってきてくれています。大変ありがたいことです。目指していた学芸員の資格も取得し,深い知見が求められる今後の作業において大いに手腕を発揮してもらえることを期待しています。

さらに,今年に入ってからは,「もっと早くから参加していればよかった!」と塾生も加わり,5月からは新入塾生も加わって,和気藹々・興味津々と作業は進行中です。

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