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2022年06月25日

夏はやっぱりカレーライス。7月の献立表です

夏はやっぱりカレーライス。7月の献立表です

◆カレーライスの歌

「^^♪♪)))君も猫もみんなみんな好きだよカレーライスが~ 」で始まる、フォークソングでは大ヒットの部類に入る「カレーライス」by遠藤賢司(通称:エンケン)。2番では「う~んとってもいい匂いだな 僕は寝転んでテレビを見てる 誰かがお腹を切っちゃったって う~んとっても痛いだろうにねえ」と、猫とカレー愛に加え、自衛隊市ヶ谷駐屯地(現・防衛省本省)のバルコニーで演説後割腹自殺を遂げた文豪三島由紀夫への追悼の気持ちも重ねて歌っていました。
もう閉店しましたが、エンケンのカレー好きは周囲の誰もが知るところで、好きが高じて渋谷のど真ん中に本格的なカレーの店“ワルツ”をオープンさせました。今でこそインド、スリランカ、バングラディッシュ、ネパールなどの超スパイシーなカレーは当たり前になりましたが、当時としては異彩を放ち、インド帰りの若者やカレーマニアだけが訪れる名店でした。

●ワルツのピラミッドカレー

◆日本語の起源

さて、カレーは英語でCurryです。インド南部タミル州のタミル語の汁・ソースを表わすKari(カリー)から来ている説が有力です。本場インドではKari(カリー)と言えばどの地方、どんな人でもだいたい通じます。もっとも、Kariの種類は膨大ゆえに、豆か野菜かマトンかチキンか…など、メインの食材を指定して、後はどんな様相のKariが運ばれてくるか。しばらくの間わくわくドキドキの時間を過ごすことになります。

インドの公用語は「ヒンズー語」、だけではありません。ヒンズー語とタミル語を含めて15種類の公用語があり、実態としては100種類超の言語が存在すると言われています。日本語の起源について研究を続けた、国語学者の故・大野晋先生は、日本語の原点はタミル語にあると結論づけ、著書も出されました。異論もあるようですが、発音・意味・文型などがとてもよく似ています。辛いは「カアラ!」や「カレエ!」の発音。銀座にあるインド人経営のカレー屋さんで「カーラーッ!」と叫んだら、厨房のスタッフ全員が大笑いしていました。彼らは、普通に日本語の変形として「辛っ!」と叫んだように受け取ったかもしれませんが。

◆ジャパニーズカレー

今夜はカレーと聞くと、心が浮き立ちます。魑魅魍魎・妖艶なインド風の豆カレーやキーマカレーもいい、ココナッツミルク入りのさらりとしたタイ風カレー、刻んだ青唐辛子をこれでもかと放り込んだネパール風グリーンカレーも捨てがたい。ですが、インスタントのカレールーを使った、とろりとした日本風カレーだと分かると、なぜだかほっとします。おうちカレーとしての安堵感や和み感が半端ありません。一切構えることなく心身が開放され、その気持ちのままにガツガツと食すことができます。

2022年7月献立表はコチラです。夏バテを吹き飛ばしてくれるカレーライスは9日と23日に登場します。カレーを食べ始めるとスパイスの効用で皮膚の表面温度が上昇し、しばらく経つとすうっと下がるので、涼しく感じた結果が梅雨や夏の暑さに負けない食欲増進と夏バテ防止に役立ってくれるのです。

スペシャルメニューは25日の月曜夕食、「ウナギ蒲焼き」「天ぷら盛り合わせ」「酢の物」「ミニそうめん」です。お腹をすかして、汗をふきふき学校から戻りましょう。

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