お知らせ

2022年08月21日

第106号 ”都塵” が刊行されました

第106号  ”都塵” が刊行されました

久敬社の機関紙「都塵」がこのたび2年ぶりに刊行されましたので、お知らせいたします。

「都塵」は昭和32年に創刊号が発刊され、長い間年2回にわたり刊行されてきました。しかし、制作の手間・コストなどの問題から年1回に縮小され、前号では、塾生数が減り1冊にまとめあげるには無理のある状況となったことから2年分の合併号となっていました。

今回の第106号は、3月の刊行計画が大幅に延び夏になってしまいましたが、随所に変革への工夫が見られます。
手に取りやすく読みやすいようにA4判へサイズアップ、カラー写真もふんだんに盛り込まれています。すでにOBや関係者の方々にはお手元に届いていると思いますが、中に何が同封されているか分かるように、かつ新鮮な驚きをもって受領・開封いただけるように、透明のOPP袋を利用したゆうメールの送付方法がとられています。これによりコストも最小に抑えることができました。塾生の投稿のほかにも、特集記事として「都塵歴代表紙大全集」、「女子学生の受け入れ実現」、「卒塾生懇談会」、「久敬社所蔵の古文書整理活動」が企画され、現役塾生にもOBにも興味深い内容となっています。また、塾生の投稿作品については、ただ塾生が書いて終わりではなく、他の塾生のコメントが後ろに追記してあって、学生寮久敬社ならではの双方向・多方向コミュニケーションに温もりを感じます。

山崎塾監のご指導と編集担当塾生の努力の賜物です。ぜひ隅々までご覧になってください。

今後もこの都塵がずっと途絶えることなく刊行され、塾生間の相互理解を深め、現役とOBをつなぐ架け橋的役割を担うことを願っています。さらには、その当時久敬社が置かれていた状況や、塾生の様子・気質を映す“古文書”的存在となりますように。

今号の9ページ下段に記載のとおり、島田英治前々々塾監が昭和32年の「都塵」創刊にあたってメッセージを寄せられています。

「・・・今回の都塵の計画は有意義であると思う。大分難産であったようであるが、線香花火式に終わらないで立派な生長と美しい花を咲かせることを希望してやまない。」

 

次号は来年2月の刊行予定です。編集担当委員も決定し、すでに胎動が始まっています。

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